ステップ１　売却のご相談

【お客さまの大切な財産である不動産を安心して売却するために、必要な手続きの準備についてご説明いたします。】
お客さまが、ご売却を考えられる動機や目的によって、ご売却方法・ご提案内容が変わってきます。
「住宅ローンが残っているけれど大丈夫かな？」「住み替えを考えているけど、売却が先？購入が先なのかな？」「売却後の手取り金額はどれくらいなのかな？」「相続した不動産を売却したい」「誰も管理できず空家になっているのを処分したい」「定年を機に街中のマンションに住みたい」など、売却する理由を具体的に整理してみましょう。また、「住み替えの時期はいつか」「手元にいくらあるか」など、自分自身のご希望や経済状況などを確認します。

ステップ２　ご売却時の諸費用を予測

不動産を売却すると諸費用（仲介手数料などの諸経費と、印紙税・所得税などの税金）が必要になります。
売却後の手取り金額は、不動産売却金額から諸費用を引いた残りの金額となりますので、あらかじめ諸費用を試算する必要があります。

ステップ３　査定のご依頼

不動産売却価格の決定は査定をしてから決めます。
「自宅を売却して新しい家を購入したい」「空家など相続不動産を売却したい」「遊休資産を処分したい」・・・。
不動産売却の目的や動機はさまざまですが、どんな場合でもいくらで売れるのかが分からなければ、なかなか次の計画に進むことができません。売却を決定されている方はもちろん、将来に備えて、とりあえずどれくらいで売れるのかをお知りになりたい方も、まずは今の価格を知るところからはじめてみましょう。
ご所有不動産の特性、近隣の取引状況、市況データ等を総合的に分析し、売却が見込める価格をご提案いたします。
実際の売り出すときの価格は、この査定書を参考にして売主さまのご希望をお伺いしながら設定させていただきます。

ステップ４　媒介契約

正式にご所有不動産の売却を決断されたら、不動産の媒介契約をご締結いただきます。
媒介契約には、宅地建物取引業法第34条の2に定められている通り3種類があります。いずれの種類も契約の期間は3ヶ月以内であり、お客さまからの申し出により更新することができます。

※指定流通機構（レインズ）
国土交通大臣の指定を受けた全国4個所の不動産流通機構が運営している不動産情報交換のコンピュータネットワーク・オンラインシステムです。
全国の不動産業者が加入し、ネットワークで結ばれているので、不動産各社は全国各地の最新物件情報や取引事例をすばやく検索でき、お客さまに情報を提供できます

ステップ５　不動産購入申込み

ご購入を希望される方から不動産購入申込書のご記入をいただきます。
これを受けて、具体的な価格や条件の交渉に入ります。
売主さま・買主さま双方にご納得いただいて気持ちよく契約にのぞんでいただけるよう、売却価格だけではなく引渡しなどの諸条件も確認いたします。
不動産の売却価格および諸条件が合意に達しましたら、取引の安全を期すため更なる物件調査をいたします。

ステップ６　買主さまへの重要事項説明

重要事項説明書を作成します。
不動産売買契約に先立ち、買主さまに対して、宅地建物取引業者が不動産の重要事項について書面を交付し説明するよう法律上義務づけられています。

ステップ７　売買契約の締結

「不動産売買契約書」を用いて契約を締結します。
「不動産売買契約書」には、条件交渉で合意に達した事項を盛り込み、売主さま・買主さま双方に交付します。
契約内容を確認後、双方ご署名ご捺印をいただき、買主さまより手付金をお受け取りいただきましたら、無事契約が成立です。
不動産売買契約締結後は、契約書の記載内容に基づいて、双方の権利や義務を履行することになります。

ステップ８　残金の受領・お引渡し

買主さまより売買代金の残金をお受け取りになると同時に、所有権の移転登記手続きと物件のお引渡し（鍵のお引渡し）を行い、不動産売買のお取引は完了いたします。

1. お引渡し前の現地確認
   売主さま、買主さまお立会いのもと、「物件状況等報告書」と「設備表」にしたがって付帯物の確認をいたします。
2. 登記に必要な書類の確認
   所有権移転登記の申請に必要な書類が揃っているか、司法書士が確認します。住宅ローンが残っている場合は、抵当権抹消に必要な書類も確認します
3. 残代金の受領
   買主さまから売主さまに残代金を支払います。
4. 鍵の引渡し・関係書類の受け渡し
5. 固定資産税・管理費などの精算
6. 諸費用の支払い（仲介手数料、司法書士への報酬など）